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近 況 報 告(2005年5月27日)
 私は、弁護士になって以来、先輩の真似をして、自分の名刺の肩書に「辯護士」と書いております。ところが、ここ最近、私の名刺を見た何人かの方から、「辯」の字が見慣れないためでしょうか、「あなたはいったい何士?」と聞かれたことがありました(ある刑事被告人からは、「餃子につける『辣』油(らー油)の字みたい」などと言われました)。
 辞書によりますと、この「辯」という字は、「弁」の旧字のひとつで、「言葉で治める」という意味があり、もともと「辛」は罪人を示し(味の「辛」いではないようです)、その間に「言」がありますので、争っている二人の罪人を言葉で治めるということからきているとのことです。
 自分自身も、名刺の肩書に書いている以上は、文字通り「言葉で治める」すなわち言葉で相手に納得してもらうことができる「辯護士」を目指そうと考えている次第です。
渡辺特許法律事務所
弁護士 森 利明(54期)

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